2007年02月10日

1千トンの超巨大石柱運搬にまつわる謎 2

巨石は、南西に700メートルほど離れた採石場から切り出され、運ばれたと考えられている。

問題なのは、古代の技術でこのような恐ろしく重いものをどのようにして運び、いかにして持ち上げたのかという点である。これらの巨石が古代人の手によって運ばれたとは思えないのである。しかも、古代にそのような運搬技術があったということも信じられないのである。
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 現代においても、通常のクレーンではびくともしない。ただ少数ながら、この巨石すらも持ち上げることの出来る特殊重クレーンは存在する。

しかし、持ち上げることは出来ても運搬することなど到底不可能なのである。では、いかにすれば、この巨石を持ち上げ、移動し、神殿の基壇に据え付けることが出来るのか?

いずれにしても、セム族がバールベク建設を始めた当時には、このような技術などあろうはずもなく、鉄製の道具すらない時代であった。

ほとんどが人力に頼らざるを得ない時代だったのである。
 ピラミッド建設のように木の丸太を並べてローラーにすることも不可能だ。これほどの重量になると木の丸太は、いとも簡単に押しつぶされてしまうからである

考古学的データを引用すれば、1トンの石を1600メートル移動させるのに16人の人間が必要とされている。

これをベースに考えてみると、一個のトリリトンを運ぶのに1万5千人ほどの人力が必要になる。しかし、これに耐えうる強度のロープや1万5千人という驚異的な数の人員を効果的に配置する方法など考えると不可能に近い。

例え、仮に目的地まで引っ張って行くことが出来たとしても、どうして、10メートルも空中に持ち上げて乗せることが出来るだろう?

 恐らく到底・・・否、現実的には出来そうもない話である。しかも、周囲には、そのような工事の跡も残されていないのである。

すると、この方法で運搬したとは考えられない。では、いかなる方法でこれらの巨石を運び、持ち上げることが出来たのか、現在に至っても、未だに納得のいく答えは見つかってはいない。
 しかし、問題はこれで終わりではない。この石切り場には、この謎をさらに複雑怪奇にしてしまうような存在がある。

 トリリトンよりももうひと回り大きくもっと重い石柱が放置されているのだ。

 その問題の主とも言える巨石は、「南の石」とも呼ばれており、巨石の中でも群を抜くほど巨大で超巨石とでも言うべき存在である。

バールベクの採石場に放置された「南の石」
 長さは21メートル、高さ4.1メートル、幅4.9メートルのほぼ角柱のような形をしている。重量は1千トンをはるかに超えると推定されている。
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 つまり、ジャンボジェット3機分に相当する重さに等しい。そして、その巨石は、あたかも無造作に放置されたかのように半分地中に埋まっているのである。

まるで、建設中に何かのアクシデントが発生したのか突然と中断されたように思えなくもない。

 これほどの超巨石を切り出した彼ら、セム族が、その後、どのようにしてこれを運搬し、持ち上げ、基壇上に据えようとしていたのかは、今となっては想像する以外にない・・・

世界には巨石を使って建造された遺跡が数多く存在する。インカのサクサイワマンの砦、ティアワナコの遺跡、ストーンヘンジ、エジプトのピラミッド、イースター島のモアイなど・・・数えれば切りがないが、しかし、いずれにしても、バールベクで用いられたほど巨大な岩石は存在しない。

そして、共通して言えることは、建造にまつわる奇妙な伝説が存在しているということであろうか。空から来た巨人族が一晩でつくり上げたとか、巨石が独りでに宙を舞って移動していったとかいう伝説である。

ここに人海戦術だけでは片付けることの出来ない大きな謎がある。果たして、古代に我々の想像も及ばない全く未知のテクノロジーが存在したのか、あるいは、空から来た伝説の巨人とは宇宙からの訪問者で、彼ら、異星人のなせる仕業だったのだろうか。

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 一説によれば、高度な文明を誇ったとされる謎のシュメール文明も、異星人に教授されたテクノロジーのおかげで繁栄を欲しいままに出来たと言われているのだ。そして、何らかの理由で異星人が引き上げたことが文明滅亡の原因とされているのである。

 これを荒唐無稽な話として笑い飛ばすことは簡単だが、目前の確たる証拠がそうさせない現実として存在していることも忘れてはならないだろう。トリリトンの奇跡は、その謎が解き明かされる日まで、多くのロマンを我々に与えてくれるに違いない。
posted by yutanpe at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 超古代の謎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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