2007年02月22日

パレンケ遺跡のパイロット彫絵

1952年メキシコの考古学者ルイリエールによって、パレンケ碑銘の神殿の地下から発見された、パカル王の石棺の蓋に描かれた彫絵。

人間が乗り物に乗り、手には操縦捍を握り、足はペダルのようなものに乗せているように見える。

また、後部から炎が激しく吹き出しているかのように見えることから、現代のロケットを模写したかのようであり、これは、そのロケットを操縦するパイロットを描いているのではないかと言われている。しかも、周囲の文字を解読したところ、この石棺がいつ開かれるかという予言が書いてあり、それがピタリと的中していたというのだ。そのことは、当時の彼らはすでに高い科学という論拠のひとつになっている。と推測されている。

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絵の解釈は人それぞれだから、その人がそう見えると言うのなら、そう見えたのだろう。

しかしそれはもう、考古学もしくは宇宙考古学云々なんかとは全然関係ない、感性の問題である。

私も子供の頃テレビでこの絵を見た時、「うぉおおお!これ絶対パイロット!間違いない!」と身を震わせたものだ。しかし今にして思うと、「ぜひともパイロットであって欲しい!」という願望がかなり含められていた。 単に、その方が面白味があっていいと思ったからだ。

ただそれだけの理由で、随分長い間この彫絵に祟られてしまった。

これも言い出しっぺは、デニケンである。しかしデニケンよ、この絵は、もともと最初に紹介した時点から見る方向が間違っていたのだ。この絵は、本来、右のように縦にして見るものだそうだ。

 

そして実は、ロケットとされている絵柄は、パカル王の石棺だけではなく、パレンケの他のいくつかの彫絵でも比較的よく使われているらしいものだったのだ。たとえば碑銘の神殿の彫絵の中でエンジンといわれている部分(シートの下の部分)は、他の神殿にある彫絵でも十字架の下にあり、『地の怪物』と呼ばれるデザインとして知られているものだ。


十字架部分は、生命の樹と呼ばれていたものだそうだが、彼らが主食としていたトウモロコシをあらわしたものだという説が現在では一般的らしい。そして、ケツァルという鳥が描かれているのも、他のレリーフと同様で、神の使いとして描かれているのだという。

パレンケ遺跡のパイロット彫絵は、天と地に挟まれた場所(現世)から「死の世界へ旅立たんとするパカル王」を描いたものだったのだ。 よって、これもオーパーツではなかった。

posted by yutanpe at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 超古代の謎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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